DVDを愛する皆さんこんにちは!!
日本は今、サッカー一色、カメルーン戦の逆境の中での勝利!!
サッカーファンとして素直に喜びたいですね。
一方で、2008年ヨーロッパ選手権王者スペインはスイスの前にまさかの黒星。
下馬評どおりにいかない、番狂わせなど当たり前、それがサッカーだと私は思います。
さて、われらが日本代表、前評判は最悪の一語に尽きます。
「日本代表は退化している」
「3戦全敗」
「ベスト4どころか1点でも取れるかどうかが問題」
このような言葉が大会前の強化試合での不甲斐ない連敗とも重なって、大方の世論でした。
しかし、結果は初戦に見事勝利!!「オランダ戦は引き分けに終わる」と世論も
一夜にして変わりました。
まったく期待されてない組織や人がある日ポコッと結果を出す。なにもサッカーに限らず
普段、我々の働く職場でもたまにありますよね。
周囲の人達はこのようなことを「大穴」とか「ノーマークの奴が・・・」とその成功の原因を偶然に
求めようとしますが、失敗に必ず原因があるように、逆もまたしかり成功にも99%原因
があります。
成功の原因は「努力」であり「アイデア」であり、「勇気」とさまざまです。人間は失敗から学び
進歩していきます。しかし、他者の成功例を模倣することも十分な教訓になりえます。
それでは今回のカメルーン戦での日本代表の勝利の原因を求めるとすれば、
本田をトップに持ってきた奇策、一貫して行ったサイドアタック、負けられないという意識、
相手のエースを封じた守備陣、心臓の強いGK川島を起用した英断となるでしょう。
反対にカメルーンの敗因はというと・・・
個人の能力のみに頼ったサッカー、消化試合と勘違いした選手達、恐れるのは敗北ではなく怪我
守備の意識の低さ、絶対的なエースへの過剰な期待、忘れられない過去の栄光・・・
となるでしょう。
結局、個人の驚異的な身体能力はサムライたちの組織力によって封じられました。
会社や組織でも必ず個人の能力の差というものがあります。しかし、
「一頭の羊に率いられた、百頭のライオンよりも、一頭のライオンに統率された百頭の羊のほうが
強い」 (田中芳樹 著 「銀河英雄伝説」より抜粋)
やはり強い会社や組織に共通してあるのは、統率力に優れたリーダーと強烈かつ共通のモチベーショ
ンを持ったスタッフ達というというところになるのでしょうか。ともあれ日本代表の次なる勝利を期待して
います。
名も無きサッカーファンの一人として・・・
記事 山岸 鉄兵