さて今年もイースター(復活祭)の時期がやってまいりました。
イースターはその名の通りイエス・キリストの復活を祝うキリスト教
の行事の一つです。イエス・キリストは殉教しましたが、3日後に
復活したと聖書に記述があることが起源となっております。
一昨年のダヴィンチコードのヒットでキリスト自身に迫る試みが
ブームを呼びましたが、マタイ、ルカ、ヨハネ、マルコの4大福音書全て
が一致して、キリストの復活について言及しているので、おそらく
使徒に復活を想起させる出来事が起こったとみるべきではないでしょうか。
また、刑罰史の観点から見てもローマ帝国の十字架刑は受刑者が死に至るまで
かなりの時間がかかったという見解が出されており、この学説をもとに
実はイエス・キリストは十字架刑で重傷を負ったものの生存したのではないか
という学説もあります。歴史学的に見ても一度はイエス・キリストを見捨てて
逃げ散った使徒が、再び宣教の道を歩く何かがあったとするのが普通であると
するのが西洋史学会からも学説の一つとして出されています。「復活」
2000年前にゴルゴダの丘で十字架刑という不名誉刑で一度は名誉を奪われた
イエス・キリストでしたが、現在ではキングオブキングスとして三十億人の
人々の心の王となっています。これこそがまさに「復活」と呼べるのではないでしょう
か。
「一度として姿を現さずに人々を率いることができるとは」
軍神ナポレオン・ボナパルトがイエス・キリストを評して言った言葉です。
エムディスク広報 山岸