国が無くなりました。
ちょうど地球の裏側で
のっけから刺激的な言葉で始まりました本日のブログですが、現在
巨大地震からの懸命な復興作業中のハイチについて少し触れてみたいと
思います。
ハイチはドミニカ共和国と国境を接する島国で人口は約900万人
首都はポルトープランスで、過去にアメリカ海兵隊に占領されてしまうなど
苦難の歴史を持ち、地震の前でも世界の最貧国の一つに数えられる国でした。
さて、このハイチ、或る分野では地震のはるか前より有名でした。
それはオカルトの分野です。死人が墓からよみがえり次々と人を襲う
そう「ゾンビ」の発祥地としてかなり以前から日本でもオカルト特番でたまに取り上げられました。
「ゾンビ」はアンデット・モンスターとしてRPGにも登場しますが、ハイチ土着の宗教ブードゥー教
における「ゾンビ」は先に挙げたイメージとはいささか違います。
ハイチにおける「ゾンビ」は魔術師によって命を吹き込まれて様々な役割をこなす「死せる下僕」
のようなものであり、外見もあまり(顔色が悪い程度)普通の人と変わらないそうです。
私もある魔術の文献でブードゥー教の魔術とその実践について少しかじりましたが
とにかく特殊な魔術で、本来はその名を口にすることも危険な魔術であるとのこと
実際このブードゥー教根絶の責任者としてハイチで陣頭指揮をとっていたアメリカ軍の司令官は
海で事故死してしまいました。ともあれアメリカがこの国に対して何か因縁めいたものを
国家として持っていることは確かなようで、地震の救助に向かったのは病院船ではなく
空母戦闘グループでした。アメリカが空母を派遣したのは、救助のためだけでしょうか
それともなにか別の目的(というより空母でなければならない理由)
もあり、あえて戦闘部隊を派遣したのか・・・真相は100年後くらいの歴史書に譲ります・・・
エムディスク広報 山岸